函館・江差自動車道 作業員1人が転落死

update 2015/6/5 10:23


 【木古内】4日午前11時20分ごろ、木古内町釜谷の自動車専用道路「函館・江差自動車道」の工事現場で、作業中の男性2人が橋から約20b下に転落した。八雲町熊石、会社員斉藤貢さん(45)が病院に運ばれたが、頭を強く打つなどして死亡し、もう一人の40代男性は腰の骨を折る重傷を負った。橋の上でも20代と50代の男性が足などにけがをした。

 木古内署と函館開発建設部などによると、同町の大坪沢川橋(140b)上部工事現場で、当時、8人の作業員が橋の架設工事をしていた。橋げたを設置するための大型装置を移動させる作業中に、使用していたジャッキが何らかの原因で外れ、下部の鉄製の台がずれて押される形で2人が転落したとみられる。さらに橋の上にいた作業員2人も鉄骨に挟まれるなどしたとみられる。

 同上部工事は函館開建が2014年10月31日〜16年1月29日の工期で、日本高圧コンクリートPC事業部札幌支社に発注していた。 同署などは事故原因を詳しく調べている。

 函館開建は「現在原因を調査中で、事故原因が判明してからコメントしたい」としている。

提供 - 函館新聞社

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