駒ケ岳 眼下に絶景 登山解禁

update 2015/6/2 10:23


 【森】北海道駒ケ岳(1131b)の本年度登山が1日、解禁された。昨年と同様、赤井川登山道から標高900b地点の「馬の背」まで登ることができる。晴天に恵まれたこの日、待ちわびた登山客が続々と6合目駐車場から出発し、眼下に広がる大沼や新鮮な空気を楽しんでいた。

 活火山の駒ケ岳は1998年の小噴火から入山規制されていたが、2000年の小噴火以降、静穏な状況が続いたため、10年に規制緩和され、昨年は5569人が登山した。

 兵庫県から妻と観光で訪れた佐波徳光さん(54)は「大沼の観光案内所で、駒ケ岳が今日解禁を迎えたことをたまたま知って来た。素晴らしい景色だった」と満足の様子だった。

 気象庁は駒ケ岳を、5段階で定める噴火警戒レベルで活火山であることに留意を促す「レベル1」としている。5月26日には札幌管区気象台が火口の現地調査を実施したが、昨年と大きな変化は見られなかった。

 登山期間は10月31日までの午前9時から午後3時まで。森町役場防災交通課に事務局を置く駒ケ岳火山防災会議協議会は「万が一噴火した場合、規制緩和区域内でも被災する可能性がある。危険性を十分理解した上で、自己判断で登山を楽しんでもらいたい」としている。

提供 - 函館新聞社

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