市函高 2学級減案…市教委、18年度から

update 2015/5/30 10:42


 函館市教委は29日、市立函館高校(西田正史校長、生徒947人)の学級数について、2018年度から現行の8学級を6学級とする案を公表した。市教委は学級減の理由を「中学校卒業者数の減少に伴い、今後定員割れが予想されるため」と説明。正式に決定すれば、現在の中学1年生の入試から2学級減になるため、進路選択に影響が出そうだ。

 道教委が昨年9月に策定した昨年度の公立高校配置計画によると、渡島学区の中学校卒業者数は、本年度は3585人、21年度は2917人(668人減)と想定。「18〜21年度までに6〜7学級相当の調整が必要」としている。

 同校は、函館東高と函館北高が統合して開校した07年度以降、8学級を守り続けてきた。しかし、11、12、14年度は合格者が募集定員に満たず、2次募集を実施。市教委は「今後定員割れが想定される。今後進学重視型単位制高校を堅持していくため、学級数減は必要」としている。

 一方、同校では昨年7〜10月、3回にわたり「市立函館高校のあり方検討懇談会」と題し、学校・PTA関係者や学識経験者を交えて学級数について非公開で協議してきた。市教委によると「反対意見はなく、『ある程度の学級数減は仕方ない』という意見がほとんどだった」という。

 この案を踏まえ、道教委が配置計画案を策定、近く公表する。7月に渡島学区内の学校・PTA関係者などを集めて地域別検討協議会を開き、計画を9月にまとめる見込み。市教委はこの計画の公表後、同校の2学級減を正式決定する。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです