丸仙旅館女将の佐藤さん、奉行所に打ち掛け寄贈

update 2015/5/19 10:18


 函館市湯川町3の丸仙旅館の女将佐藤てる子さん(77)が、所有している打ち掛け2領を箱館奉行所(田原良信館長)に寄贈した。同館では打ち掛けを展示はせず、30日から始まる記念撮影のイベントで使用する。

 同旅館は1942(昭和17)年創業で、佐藤さんは2代目。寄贈した打ち掛けは、創業時に家族が山形県酒田市から函館に移り住んだ際、母の故コキンさんが持参してきたものという。「着物の由来は分からないが、古い時代の良いものではないかと思う。最近は宿泊者に披露するなどしていたが、持っているだけではもったいないと思った」と、寄贈の理由を話す。

 18日に同奉行所内の「一之間」で贈呈式を行い、田原館長から佐藤さんに受理書が送られた。田原館長が「和の空間に合う着物をいただき、感謝します」と礼を述べ、佐藤さんは「活用する機会があることはうれしい」と話した。

 同館では30日から来年3月まで10回行う「奉行に変身・記念撮影」で、女性の利用者に着てもらう。このイベントは入館料のみで参加できる。問い合わせは同館(電話0138・51・2864)へ。

提供 - 函館新聞社

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