楽しみながらガイド技術勉強

update 2015/5/18 10:15


 函館市内のまち歩きガイドの初心者有志が勉強会「縁ジョイ倶楽部」をつくり、レベルアップに励んでいる。来年3月の北海道新幹線開業で増加する観光客に、自分の言葉で街の魅力を伝えようと奮闘中だ。メンバーらは「本格的なガイドデビューが目標。観光客を楽しませることができるガイドになりたい」と意気込んでいる。

 勉強会は、函館まちあるきネットワークが昨年開いたガイド養成のための研修講座修了生が中心になって今年1月末に立ち上げた。ケアマネージャーの下山和美さん(54)は「講座を修了してもすぐにガイドとしてデビューできるわけではなく、またデビューするまでをフォローするような組織もなかったことから、自分たちでつくった」と話す。

 参加するのは市民11人。年齢や職業はさまざまだが、まち歩きに関心があることが共通点だ。初心者ばかりが集まったので、10年のガイド歴がある主婦の加藤政代さん(56)が経験と知識を生かし、仲間にアドバイスする役割を担う。

 モットーは楽しみながら、互いに成長すること。毎週土曜日にまちづくりセンターに集まり、勉強に精を出す。メンバーはゴールデンウィーク期間中、市が五稜郭タワーに開設した臨時観光案内所のスタッフとして参加。観光客を相手にパンフレットを配ったり、五稜郭公園内を無料で案内したりしてミニガイドデビューを果たした。

 参加前には座学と公園に出かけての実地研修を繰り返し、技術と心構えを身に付けた。市内の主婦、福原信子さん(61)は「お客さんに喜んでもらえることがなによりうれしい。ガイドをライフワークにしたい」と張り切る。

 今後も臨時観光案内窓口を設置する際に参加する予定。加藤さんは「新幹線開業で函館を訪れる観光客は増える。その時、メンバーが活躍できる場をつくっていきたい」と力を込める。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです