サクラ見て野点満喫 大妻高生茶道部がおもてなし

update 2015/5/17 10:18


 函館大妻高校(池田延己校長)で16日、サクラを見ながら行う茶会「春の野点(のだて)」が開かれた。茶道部の部員16人が、近隣住民や介護施設に入居する高齢者ら約150人に抹茶や菓子を振る舞った。

 同校の初代校長外山ハツ氏の発案で、1979年から毎年実施。今年は天候に恵まれ、3年ぶりに屋外で行った。

 同校敷地内にあるヤエザクラ「関山」の花びらが舞い散る中、同部の川村真優部長(福祉科3年)が作法にのっとって抹茶をたてた。参加者は、桜があしらわれた器に入った抹茶を2杯堪能したほか、この日の朝に部員が手作りした干菓子や桜まんじゅうを味わった。終了後には、部員から使用した茶道具などの説明を受けていた。

 週に1回の部活動で作法の勉強を重ねてきたという川村部長は「参加者が話し掛けてくれたので、途中から緊張がほぐれた。とても新鮮な体験でした」と笑顔。市内柳町から訪れた坂田ケイ子さん(75)は「大好きな抹茶と、甘さ控えめな菓子がとてもおいしかった」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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