台湾からの報奨旅行2200人 大手生保会社 自社企画で花火打ち上げ

update 2015/5/14 10:18


 台湾の大手生命保険会社「國泰人壽」のインセンティブツアー(報奨旅行)として、約2200人の社員が函館をはじめ、道内各地を訪れている。12〜16日に計5グループが函館入りし、市内観光や函館山からの夜景などを満喫している。函館で受け入れた過去最大規模の報奨旅行で、市観光部は「経済成長著しい東アジアや東南アジア各国で今後の需要が高まっていく分野」と誘致強化を図る考えだ。

 市コンベンション推進課によると、同社は台湾全土に約4万人の社員を抱える大企業で、業績優秀者への報奨として、今年は北海道旅行を企画。第1陣は11日に新千歳空港に到着した。それぞれ4泊5日の滞在中、登別、函館、大沼、ニセコ、札幌など北海道ゴールデンルート≠回るツアーが組まれた。

 市は誘致に向けて、旅行会社に観光スポット紹介を働き掛け、函館訪問記念の演出として同社が企画した花火の打ち上げ場所として「緑の島」を提供するなど準備に協力した。

 13日に到着した第2陣は約500人で、観光バスは17台になった。夜景見学前には「イカール星人」や五稜郭のキャラクター「かくルン」が出迎え、市職員らが工藤寿樹市長のメッセージ入りの記念品を配布した。同課は「台湾とは直行便もある。函館ファンになってもらえれば、リピーターとして家族や友人と一緒に訪れてもらえるはず」と期待する。

 報奨旅行は一般に交通費や宿泊費を企業が負担するため、旅先での消費額は一般旅行者より多いとされ、昨年も小規模ながら、インドネシアからのツアー客が来函している。同課の里村昌則課長は「今後、中国本土や東南アジアも有望な市場。フェリーや新幹線を使った青函圏をめぐるコースなどさまざまな提案をして誘致を図りたい」と話していた。

 花火打ち上げ場所の緑の島は、16日までの毎日午後6時〜7時半、立ち入りができない。

提供 - 函館新聞社

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