函館護国神社例大祭で戦没者を慰霊

update 2015/5/12 10:26


 函館護国神社(大橋東城宮司)の例大祭が11日、青柳町の同神社で開かれた。参列した遺族ら約400人は快晴の下、箱館戦争から第二次世界大戦までの道南出身の戦没者約1万3千柱をしのび、舞楽や奏楽などを奉納して慰霊した。

 同神社は1869(明治2)年5月に創建。新政府軍の勝利が決まり終結した箱館戦争から、第二次世界大戦終戦までの戦没者を英霊として祭っている。

 例大祭では、山・海の幸などを献餞(けんせん)の後、大橋宮司が祝詞を奏上。いかめしい仮面を付け、黄金のばちを持って舞う舞楽「蘭稜王」、五穀豊穣や夫婦和合を願う松前神楽「舞楽 二羽散米舞」、民謡「江差追分」なども奉納した。

 斎主や遺族が玉串をささげた後、春山拓夫祭典委員長が戦争の悲惨さや函館での被害を語り、「戦後70年が経過したが、いまの(戦争がない)平和が続いていることは英霊のかたがたのおかげで、願いでもある」とあいさつして静かに例大祭を締めくくった。

提供 - 函館新聞社

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