GW好天 道南にぎわう

update 2015/5/8 10:08


 今年の函館・道南のゴールデンウイーク(GW)は、4日の雨を除いて好天に恵まれ、観光地は道内外から訪れた多くの人でにぎわった。ただ、函館はサクラの開花が例年より早まり、4月中に満開となったため、花見客は前半に集中、後半(2〜6日)は物足りなさを感じた人もいたようだ。

 函館地方気象台によると、函館のサクラは4月21日に開花、同24日に満開を観測した。函館の気温は5月2日に最高気温21・5度を観測するなど、平年より高めに推移。5日には函館で最大瞬間風速19・2bを記録したが、「5月に入った時点でサクラの見ごろは終わっていた」とする。

 五稜郭公園管理事務所によると、同公園の来場者数(4月25日〜5月6日)は24万4926人。1日あたりのピークは4月29日の4万385人。同事務所は「夜桜電飾(4月25日〜5月17日)のスタート時から満開だったので、4月中に人が押し寄せた。現状では前年より5万人程度多く推移しているが、サクラの終了以降は苦戦気味」という。

 第68回松前さくらまつり開催中の松前公園は、4月29日〜5月6日の来場者数が前年同期比2万3000人減の7万7800人。「出だし(4月25〜28日)は好調だったが、その後は各地で咲いたので客足が分散された」と松前観光協会。

 五稜郭タワーの4月25日〜5月6日の利用者数は6万4187人で、前年同期から8712人増加。ピークの3日は、7800人が訪れた。「サクラの開花が早かったおかげで、期間前半の利用が好調だった」と担当者。函館山ロープウェイの4月25日〜5月6日の利用者数は9万2184人。前年同期を1万8000人ほど上回り「全般に好天に恵まれた」としている。

 函館朝市も、にぎわいを見せた。函館朝市協同組合連合会の井上敏廣理事長は「例年は5月に入ってから増える観光客が、今年は4月下旬から大勢押し寄せた。昨年と比べるとかなり増えたという印象」と話す。金森赤レンガ倉庫を運営する金森商船によると、客足のピークは3、4日。駐車場の稼働台数は前年同期と比べ10%増えたという。

 道警函館方面本部によると、国道5号の混雑のピークは札幌に向かう大沼トンネル−西大沼間で、3日午前10時〜午後1時20分ごろに約6`が最長。函館に向かうピークは森町と七飯町の間にある宿野部橋を先頭に、3日午後0時半ごろ〜同7時半ごろに約3`の混雑。

 昨年は函館に向かう森町赤井川−同町姫川間で、最長約9`の渋滞が発生したが、今年はなかった。交通課は「国道5号の上り線に大沼方面に向かう左折レーンが新設されたことや、サクラの開花時期が早まったこと、長期休暇による交通量の分散化などの理由で混雑は抑えられた」とみている。

提供 - 函館新聞社

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