遺愛高生 乗客をおもてなし 米客船「フォーレンダム」寄港

update 2015/5/3 10:17


 米国の客船会社ホーランド・アメリカ・ラインの豪華客船「フォーレンダム」(6万1214d)が2日、函館に寄港した。約1100人の乗客が穏やかな陽気の中、市内観光に繰り出し、函館駅前などでは遺愛女子高校の生徒が案内役として活躍した。

 本年度最初のクルーズ船で同船の函館寄港は通算5回目。4月27日に神戸を出港し、カナダのバンクーバーを目指す途中で立ち寄った。

 歓迎セレモニーで片岡格副市長は「3年連続でこの時期に寄港してもらい、春の訪れを届けてもらっている」とあいさつ。ミスはこだての山原有未さんから花束を受け取ったJ・バイエンス船長は「今回は特に温かい日でうれしい。来年も寄港できるよう楽しみにしている」と話した。

 この日は、乗客向けのシャトルバスのルートに遺愛女子高校を組み込んだ。同校は2007年から生徒の英語力向上につながるとして外国船寄港時に協力を続け、今回初めて校舎を特別に開放。特進科、英語科の生徒を中心80人が船内のインフォメーションデスクや屋外での案内役を務め、同日夕方の出港時のいか踊りにも参加した。

 校内では、書道部、茶道部、イラスト部の生徒が体験コーナーを設置。乗客は生徒に教わりながら自分の名前のかたかなや、桜、函館などの漢字を書いて楽しんだ。書道部の木村裕香部長(17)らは「最初は緊張したけれど、楽しんでもらい、いい経験になりました」と話していた。

 5月の函館港には「コスタ・ビクトリア」(11日)、「ダイヤモンド・プリンセス」(23日)、「にっぽん丸」(26日)、「ロストラル」(31日)が寄港する。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです