水耕栽培の野菜 生産・出荷始まる 七飯のアプレ
update 2015/5/3 10:17
【七飯】町内で野菜を生産するアプレ(高橋広介社長)はこのほど、東大沼に水耕栽培を行う植物工場2棟を整備し、この春から野菜の生産・出荷を始めた。現在は地元の青果店やホテルに出荷しており、6月にもネットを通じて首都圏の個人向けの販売を開始する考え。工場の規模拡大も目指している。
工場は総事業費13億円で、建設費11億円のうち5億円に経済産業省の「先端設備等投資促進事業費補助金」を活用。2棟合わせて約3000平方bで、昨年6月に着工、今年2月に完成した。温泉熱と地中熱を用いた暖房と、井戸水を使った冷房システムを備え、1年を通じて室内温度を18〜20度に保つことができるほか、日照に応じて自動的に発光ダイオード(LED)が点灯する。
室内には1〜4層の不織物を敷いた棚があり、養液が循環する仕組み。土を使わないため虫がつかず、農薬が必要ないのが特徴。今年3月中旬から種まきを始め準備し、現在はコマツナやホウレンソウといった葉物を中心に収穫が始まっている。通年で約30種類の野菜を出荷する予定。
同社は本年度の売上目標を2億8000万円とし、野菜の卸先を地元から首都圏へと広げる方針だ。さらに来年度以降も新しい工場の建設を進め、最終的には20f規模にまで事業を拡大したい考え。同社の山根基広専務(43)は「このビジネスを成功させることも大事だか、根幹には雇用促進がある。地元に若い人材を残し、若者が働ける環境づくりに取り組んでいきたい」と話している。
同社は20年以上にわたり水耕栽培の研究を続けてきた山根専務によって、2008年設立された。
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