労働者保護ルール堅持を、メーデーでデモ行進

update 2015/4/30 10:09


 労働者の祭典「第86回函館地区連合メーデー」(実行委主催)が29日、函館市千代台町の千代台公園で開かれた。主催者発表で57団体1896人が参加。労働者保護ルールの堅持、格差是正などを訴え、市内をデモ行進した。

 実行委員長で連合函館地区連合会の荒木敏安会長は「景気は回復基調だが、恩恵は大企業、大都市のみ。地方の中小企業には兆しがなく、円安による物価高で負担が大きくなっている」と指摘。「労働者派遣法、残業代ゼロ法案など労働者保護ルールの改悪は、実態は働く者を踏み台にして格差を拡大するものだ」と訴えた。

 民主党の逢坂誠二衆院議員は日米間の防衛協力指針の改定合意に触れ「日本はとんでもない危機のど真ん中。憲法の枠組みを超えて、国会審議も国民への説明もなく決められた。完全な独裁政治だ」と安倍政権を批判。「民主主義や国民主権、あらゆるものが崩壊する。暴走する政権に歯止めをかけるため我々の結集が必要だ」と述べた。

 メーデー宣言と労働者保護ルール改悪阻止に向けた特別決議を採択した後、「団結頑張ろう」を三唱。参加者は大間原発や集団的自衛権行使、憲法改正などへ反対の意思を表明するプラカードを持ち、街頭を行進した。

提供 - 函館新聞社

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