かもめ島の瓶子岩近く 海上鳥居完成

update 2015/4/28 10:15


 【江差】かもめ島の厳島神社の創建400周年を記念して地元漁師らが瓶子(へいし)岩近くに設置した鳥居の完成式典が27日、現地で行われた。350人が参加し、神事ともちまきなどで祝った。

 かもめ島の厳島神社は、北前船の廻船問屋が日本海の航海安全や漁業振興を願って建立したとされる。今年が建立400年にあたり、関係者が今年2月に実行委(竹内秋雄会長)を立ち上げた。朱色と黒の鳥居は高さ約5b、横幅が最大約6bで、劣化が少ないプラスチック製。関係者によると、海上の鳥居は道内初だという。

 鳥居建立にかかる総事業費は約500万円で、このうち200万円を奉賛会の積立金で、残り300万円は地元漁師を中心に寄付金で賄った。

 式典で竹内会長は「先人から継承されてきた歴史あるこの地に建立できたことは慶賀に堪えない。船上の安全と豊漁を祈願しながら町民のみなさまと見守っていきたい」と式辞。江差追分の披露やもちまきもあり、和やかな雰囲気に包まれた。

 ドライブで訪れた函館市の会社員、村越冬野さん(23)と菅野公望香(くみか)さん(23)は「神聖な雰囲気を感じる。かもめ島の景色にぴったりだと思う」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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