函館市長選告示 現職・新人 舌戦火ぶた
update 2015/4/20 10:12
統一地方選後半戦の函館市長選、函館、北斗両市議会議員選が19日告示された。函館市役所では午前8時半から立候補受け付けが行われ、市長選には届け出順に、無所属新人で元衆院議員秘書の広田知朗氏(54)、無所属現職で再選を目指す工藤寿樹氏(65)が立候補した。函館市議選(定数30)にも予想された通り33人が出馬、北斗市議選(定数22)にも24人が顔をそろえた。各候補は早速、26日の投開票日に向け、7日間の舌戦に突入した。
函館市長選は2003年以来、現職に民間出身候補が挑む構図。大間原発差し止め訴訟の是非や人口減少問題、経済・雇用対策などが主な争点となる。
広田氏は午前10時から大手町18の選挙事務所前で出陣式。約40人が集まり、勝利を願った。
第一声で大間原発差し止め訴訟について、「函館市が原告であることはまったくの無駄」と工藤氏を批判。「市だけでまちづくりや経済再生はできず、国や道の協力が必要だが、国は要請を受けても腰が引ける。国とのコミュニケーションが悪くなっていることを絶対に解消したい」とし、訴訟の取り下げを主張した。さらに函館の衰退について「民間の感覚がないからだ。市役所出身者の市政運営は何としても終わらせ、変化を呼び込みたい」と述べ、民間出身者への刷新を訴えた。
工藤氏は午前9時半から美原2の選挙事務所で出陣式に臨み、約350人を前に必勝を祈願した。
第一声では1期目は経済再生と財政再建に集中して取り組んだ点を挙げ、「財政が立ち直り、まちづくりや教育、福祉に財源を回せるようになった」と強調。2期目は交流人口拡大や若者の雇用創出、人口減少を踏まえた少子化対策、高齢者の安心・安全に取り組むとした。広田氏の大間原発訴訟批判に対しては「大間原発凍結は函館市民の総意。今から取り下げることは原発容認派としか思えない。圧倒的な勝利でなくては大間を止めることはできない」と声を張り上げ、支持を求めた。
一方、函館市議選は前回から旧4町村の特別区が廃止されて全市域での選挙戦となり、現職26人、元職1人、新人6人の計33人が顔をそろえた。北斗市議選にも現職19人、元職2人、新人3人の計24人が立候補。繁華街や住宅地に選挙カーの声がこだまし、両市は知事、道議選に続いて選挙ムード一色に包まれている。
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