おもてなし向上へ研さん 観光ガイド勉強会

update 2015/4/20 10:12


 函館善意通訳会(市根井恵子会長)は19日、函館市西部地区一円で英語でのガイドを実践する「第1回はこだて勉強会」を開いた。観光シーズン開幕を控えた初めての試みで、会員が交代で建物やスポットの見どころを英語で紹介。増え続ける外国人旅行者へのおもてなし向上に向けて、研さんを深めた。

 同会には会員34人が所属し、英語、韓国語、中国語、ロシア語への対応が可能。通訳案内士の有資格者も活動している。近年、外国客船寄港時など、ボランティアガイドの要請が増加し、実践的な取り組みとして勉強会を企画し、会員のほか、市港湾空港部の職員も参加した。

 会員らはガイド役を交代で務め、他の会員が英語で質問をぶつけながら寺院、教会群が残る一円や坂からの景色、建物の歴史についての解説を加えた。昨年10月に入会した高橋典之さん(61)は旧相馬邸でガイド役を担当し、幕末明治に財を築いた豪商相馬哲平邸宅内の装飾品、調度品などについて解説。高橋さんは「覚えることが多く、今日は表面的な案内しかできなかったが、ほかの皆さんから刺激を受けています」と話していた。

 市根井会長(70)は「これから個人観光客も増えるので対応が必要。函館だけではなく、日本の歴史や文化に興味を持っている。多くの話題を説明できるようにしたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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