函館−小樽・ニセコ・倶知安 二次交通充実へ連携

update 2015/4/16 10:37


 北海道新幹線開業を見据えた観光課題について連携を深めるため、後志管内の貞村英之小樽市副市長、片山健也ニセコ町長、西江栄二倶知安町長が15日、函館市の工藤寿樹市長と懇談した。国際的なスキーリゾート地としての人気が高まるニセコ圏と函館圏を結ぶ二次交通の充実や観光周遊ルートの構築に向け、相互連携を確認した。

 ニセコ、倶知安、蘭越町で構成する「ニセコ観光圏」は、長期滞在型のスキーリゾート地としてオーストラリア人客に人気。新幹線札幌延伸時には倶知安駅が乗り入れ駅となる。1月に函館市が立ち上げた「青函圏・みなみ北海道連絡会議」にも参画している。

 片山町長は「今シーズンは延べ宿泊者が45万人を越える見通しで、カナダやヨーロッパの増加が顕著」とし、滞在客の訪問先として函館方面の需要も高いと紹介。函館圏との二次交通を充実させることで、さらなる観光客増加を期待した。

 工藤市長はニセコ圏と函館とは外国人客の国籍、主力シーズンの違いから補完関係の強化を期待。さらに「函館の観光客は、3分の2が宿泊客で、道外客、リピーター客が多い。2回、3回と来ている人は、函館から少し先まで足を伸ばす可能性がある」とし、国内客の新規開拓に向けて取り組む北関東などでの観光プロモーションへの参加を呼び掛けた。

 懇談終了後、片山町長は「道央、道南圏の底上げを図ることで、世界に向けての観光価値を上げていくことができる」と連携の意義を強調。西江町長は「新千歳空港からも函館からもニセコ地域まではバスで同程度の時間。冬場は天候に左右されない新幹線の利用は増えるだろう」と期待感を示した。

提供 - 函館新聞社

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