詩吟の魅力伝えたい 道南岳風会26日5周年記念大会

update 2015/4/16 10:36


 詩吟の奥深さを感じて−。日本詩吟学院認可北海道道南岳風(がくふう)会(野村岳駿会長)は26日正午から、創立5周年を記念した吟道大会を函館市芸術ホール(五稜郭町37)で開く。吟道大会は、創立時に室蘭で開いたが、函館で開くのは初めて。大会に向け、会員の練習に力が入っている。

 2009年までは北海道本部函館支部として活動してきたが、09年末に本部が解散。同会はそれまでの流れを引き継ぎ、10年1月に設立した。現在は函館、室蘭、八雲、伊達、白老の5支部で計1000人ほどが活動。このうち、函館支部は230人で、各地の26教場で日々鍛錬に励むほか、今年2月からは月に約3回のペースで会員が集まって練習している。

 大会では、各支部の会員が漢詩や和歌、新体詩など多彩なジャンルを吟詠する。メーンは、幕末から明治時代の函館の写真をバックに函館支部の会員が吟じる「函館詠史」。榎本武揚や大鳥圭介らの歌を吟じ、函館の歴史を伝える。また、東北の復興を願い、東北にゆかりのある斉藤茂吉や石川啄木が詠んだ歌を吟じる構成吟もあり、最後は会場全体でNHK復興支援ソング「花は咲く」を合唱する。

 函館支部の千葉憲司(雅号・岳憲)支部長(69)は「その時代に生き抜いた人の思いを表現する詩吟は、決して高尚なものではなく、誰でも気軽に楽しめる。一人でも多くの人に詩吟の魅力を伝えたい」と来場を呼び掛けている。

 入場無料。問い合わせは函館支部の桶野事務局長(0138・55・0759)まで。

提供 - 函館新聞社

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