函高専生開発のロボット最高賞…ヤフー主催のコンテスト

update 2015/4/15 10:40


 ヤフー(東京)が主催するロボットなどの開発コンテスト「Hack U KOSEN」がこのほど同社で開かれた。函館の情報に反応するイカ型ロボットを開発し、今春に函館高専専攻科生産システム工学専攻を卒業した中村優吾さん、山口尚哲さん、井口泰隆さん、宮原湧司さん、中島真太郎さんのチームが最高賞の最優秀賞に輝いた。

 ヤフーが社内で行う業務外の開発イベント「Hack Day」にちなんだコンテスト。自由な発想や好きな技術を使ってものづくりに取り組んでもらおうと、同様の学生向けイベントを2013年から開催、高専生向けは今回初めて。3月28日に行われ、全国の高専から22チーム計75人が参加、個性豊かなアイディアを提案した。

 5人が開発したのは、地域密着イカ型ロボット「マイカルジャクソン」。函館の観光名所「五稜郭タワー」と名物「イカ」を模したロボットで、3Dプリンター(身体)とビーズ(足)で製作した。搭載したコンピューターは、ウェブ上の短文情報サービス「ツイッター」から、「函館」に関するツイート(文章)を自動で取得。内容を解析し、ツイートが好印象の場合はロボットの足が高速で回転する。函館高専の小山慎哉准教授「地域の魅力について、今までにない形で面白く伝わるロボット」と話す。

 技術力やご当地ロボットとしての他地域への発展性が評価され、最高賞を獲得した。5人を指導した小山准教授は「開発に悩む箇所もあったが、協力して取り組めていた。それぞれ就職や進学など別々の進路を歩んでいるが、今後の活躍に期待したい」と話した。

提供 - 函館新聞社

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