朝市ひろば1周年 利用好調
update 2015/4/12 10:24
函館市若松町の「朝市ひろば」が12日、リニューアルオープンして1周年を迎える。観光客の利便性を高めようと導入した電子マネーや訪日外国人客向けの決済サービスは、月100件以上の取り扱いがあり、好調だ。一方で、地元市民の大幅な集客増にはつながっておらず、「市民の台所」への原点回帰を目指したコンセプトは道半ばだ。
同施設は旧渡島ドームが老朽化したことから、5億5000万円かけて鉄筋2階造の建物に改築。「物産街」「産直市」「フードコート」で構成する1階には約60店が出店し、海産物や土産品を販売。2階はイベントホールや会議室など、市民が集う役割を担っている。
施設を管理運営する函館朝市まちづくりの会の坂口雄一社長(67)は、「季節を問わず快適な環境になり、客数は増えている」と成果を強調する。外国人客も増加し、中華圏の旧正月「春節」の期間は、クレジットカードを使って特産品を大量購入していく客の姿もあったという。
一方、市民に足を運んでもらおうと整備した産直市のゾーンは、試行錯誤が続く。客の反応などを見ながら、扱う野菜の種類を増やしたり、売り場の陳列を変えたりしている。産直市を担当する扇谷保さん(63)は「口コミで少しずつ買い物客は増えているが、もっと市民にアピールする方法が必要だ」と課題を指摘する。
9日には1周年を記念したレセプションがあり、約80人が参加、同施設のさらなる発展を願った。坂口社長は「市民にも観光客にも愛される施設を目指したい。新幹線時代に向けて、さらに知恵を絞り、フットワークを軽くして行動したい」と意欲をみせていた。
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