観光路線バス車内で音声案内導入へ…函館バス

update 2015/4/11 10:15


 函館バス(高盛町、森健二社長)は年内にも観光路線バス「五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス」の車内で、車窓の名所や見どころを紹介する音声案内を導入する。来年3月の北海道新幹線開業、増加する観光客へのもてなしのひとつだ。まちの魅力アップに取り組む市民の集まり「新幹線開業はこだて魅力創造ゼミナール(はこゼミ)」のメンバーから提案を受けたことがきっかけとなった。メンバーが考案したものをもとにするという。

 函館駅前から五稜郭タワーを経由し、トラピスチヌ修道院まで行くシャトルバスの車内では音声案内がなく、無音となる時間が多いのが現状。はこゼミメンバーが観光客への情報提供が不足していると感じたことが提案の発端だった。

 はこゼミのメンバーに加え、函館大の学生らも参加し、7人で昨年春から名所や見どころの文案づくりを開始。今年3月には実際にバスに乗り込んで原稿を読み上げる実験も行った。文面は土方歳三や修道院、市電の解説のほか、イカや方言に関するクイズも盛り込む工夫もあり、実験では乗客に好評だった。

 はこゼミメンバーが10日、同社を訪れ、森健二社長に考案した音声案内の文章を手渡し、導入を提案。森社長は「素晴らしい文章を考えていただき、ありがたい。増加する外国人観光客にも対応するようにしていきたい」と語った。

 メンバーで金森商船の柳谷一美さんは「まだまだ改善する余地はあるが、形にできて良かった。乗客に楽しんでもらえれば」と話した。

提供 - 函館新聞社

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