ゾーン30、函館で初導入へ
update 2015/4/3 10:08
函館市と道警函館方面本部は、生活道路や通学路での交通事故を防ぐため、車の最高速度を時速30`に制限する区域「ゾーン30」を同本部管内で初めて導入する。8月中旬から五稜郭病院と港小学校付近の2区域で整備を始める考え。路側帯を広げて歩行者用のスペースを確保したり、運転手が見やすいような速度規制の看板を設置したりすることで、子どもや高齢者、障害者の安全を守ることを目指す。
ゾーン30は2011年ごろから全国で取り組みが始まり、道内では3月末現在で計38カ所が対象区域に指定されている。自治体ごとに指定区域の広さや速度を規制する看板のデザインは異なり、地域の交通事情などに応じた効果的な規制方法で推進できる。
具体的な規制方法としては、中央線を消して路側帯を広げることが代表的で、運転手にとって道幅が狭く感じ、速度を出しにくくなるという。市では看板による規制と路側帯の拡幅を実施する予定。
今回市内で区域指定されるのは、五稜郭病院付近の柳町1〜8番、五稜郭町39〜42番の約7f区域と港小学校付近の港1丁目15〜21、22〜29の約18f区域。両区域とも通学路や高齢者が利用する生活道路が密集し、車の通り抜けが多いことから選ばれた。両区域でこれまで大きな事故はなかったというが、同本部交通課は「未然に事故を防ぎ、歩行者の安全を確実に守るため選定した」とする。
このほか、同本部が主体となってゾーン30の入り口となる場所に、制限区域の始まりを教える標識や路面表示を設置するほか、市が区域内の交差点などにイラストや文言などを記すことができる注意喚起の標識を作成。同区域を市のモデル区域として整備し、今後ゾーン30の導入箇所を増やしていく方針だ。
市土木部道路建設課は「道警との協力を強化して取り組み、市の安全につながるよう機能させたい」。同本部交通課も「交通ルールを守るという点で、歩行者と運転手の意識づけの一助となれば」としている。
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