熱帯植物園大規模リニューアル検討

update 2015/4/2 10:03


 函館市の工藤寿樹市長は1日、市内湯川町3の市熱帯植物園の大規模なリニューアルを検討をしていることを明らかにした。同施設は老朽化が進んでいる一方で、温泉に入るサルの姿が外国人観光客の注目を集めている。函館空港からも近い湯の川温泉街にあることから、今後の整備で集客力の高い施設となる可能性がある。市は全体の方向性を含め、本年度中に具体的な検討に入る。

 同施設は約1・8fの敷地内に温泉熱を利用したガラス張りの温室を中心に1970年に開園。2006〜07年に温室などを改修した。夏場は子どもたちが水遊びを楽しめる水の広場があるほか、約90匹のニホンザルが飼育されているサル山では、毎年12〜5月に温泉に入るサルの姿が人気。指定管理者による定期的なイベントもあり、2013年度には約8万8000人が来園した。

 市が13年11月にまとめた公共施設の見直し方針では、同施設は「存廃も含めて施設の方向性を検討」とし、大規模改修の必要性が指摘された。近年、北海道を訪れるアジア人観光客は雪や四季折々の自然景観に関心が高く、温泉ザル≠ノも強い興味を示している。

 工藤市長は1日の新入職員への訓示で、「(まちづくりには)常に飽きさせない工夫が必要」とし、同施設のリニューアルについて「サル山を含め大規模な改修が必要となるが、冬でも花畑が楽しめるような施設を考えている」と述べた。

提供 - 函館新聞社

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