天津航空 定期便就航

update 2015/4/1 10:25


 中国の天津航空は3月31日、函館と天津を結ぶ定期便の路線を開設した。昨年11月に開始したチャーター便の利用が好調だったことから定期便に切り替えた。中国本土から函館空港への定期便の乗り入れは初めて。これまで通り火・木曜の週2往復だが、同社は「需要を見ながら増便を検討していく」と可能性を示唆した。

 同社は日本国内路線の開拓を強化しており、今年1月にチャーター便を飛ばしていた静岡と沖縄那覇、3月29日には新千歳を定期便化した。函館は4都市目。使用機材はエアバスA320で、180人乗り。所要時間は3〜4時間程度という。

 この日は午後1時5分に158人が乗った天津発便が到着。午後2時5分の函館発初便には176人が搭乗した。出発前に国際線ターミナルでセレモニーがあり、工藤寿樹市長ら関係者約30人が出席。テープカットで就航を祝った。

 工藤市長はあいさつで「天津市とは姉妹都市の間柄だが、交通の便が良くなかった。これからは経済や教育、文化、スポーツの交流が促進される」と期待を寄せた。また、「週3便、4便、デイリー運航と発展するように願っている」と述べた。津和京子日本支社長は「近い将来には貨物も取り扱う予定で、人とモノの交流を活発にしていきたい」と語った。

 1週間の道内旅行を楽しんだ劉静(リュウ・ジン)さん(47)は「北海道は5回目。函館は景色も料理も最高だった」と満足そうに話し、函館発の初便に乗り込んだ。同社によると、同路線は6月ごろまで予約でほぼ満席だという。

提供 - 函館新聞社

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