新幹線沿線グルメ一堂に、函館駅前で開業前イベント

update 2015/3/29 10:23


 北海道新幹線開業1年前カウントダウンイベントが28日、JR函館駅前広場で始まった。東北、北関東の沿線グルメが集結した「お腹いっぱい新幹線食堂」には、牛タンやギョーザ、ラーメンなど9店が出店。ステージイベント、駅舎内の体験コーナーなど、終日、多くの市民や観光客でにぎわった。  市や函館商工会議所などでつくる実行委の主催。開会式で工藤寿樹市長は「来年は函館が北陸新幹線開業でにぎわった金沢のようになる。今年、来年と盛り上げ、函館の元気を全国に発信しよう」とあいさつ。同駅の鳴海正駅長が「万全を期して準備を進めたい」とイベント開会を告げる笛を大きく鳴らした。

 ステージでは、新幹線の停車を求める要望活動を続ける栃木県宇都宮市のPRイベントが行われ、同市の佐藤栄一市長、熊本和夫市議会議長が参加。佐藤市長は「北関東の客をどんどん送り込み、宇都宮を函館の皆さんにも楽しんでもらいたい」とPRした。  駅1階改札口前にはブロックで制作した新幹線ジオラマが登場。新幹線H5系2編成が市民の名前入りブロックを使った高架橋を走り、周囲には、函館山やハリストス正教会、金森倉庫群、北斗市のトラピスト修道院、木古内町の咸臨丸など、見どころを再現。自分の名前を探したり、記念撮影をしたりする人でにぎわった。

 また、新幹線をテーマに取材を続ける北斗上磯中学校新聞部の部員3人が来場者へのインタビューに取り組み、1年生の坂口颯太君(13)は「市民として開業に向けて取り組めることなどを聞いている。新幹線が来れば観光客が来て、北斗も函館も栄えると思う」と話した。夫婦で来場した市内深堀町の鈴木繁幸さん(70)は「東北に旅行するときは東京から北上する方が行きやすい場合もあるが、新幹線が来れば便利になるので楽しみ」と話していた。  イベントは29日も午前10時から午後4時まで行われる。

提供 - 函館新聞社


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