道南の食材魅力実感…JR系ホテルが森と七飯視察

update 2015/3/28 10:12


 1年後に迫った北海道新幹線開業を見据え、質にこだわる消費者を狙った道南食材の販路拡大を目指す動きが加速してきた。26日には、レストランでのフェアの際に使う食材を選定するため、東日本のJR系ホテルの料理人や食材の仕入れ担当者34人が道南を訪れ、視察や商談に臨んだ。食材の魅力を肌で感じ取り、活用法を探った。

 北海道、東北、首都圏のJRホテルグループ加盟の13ホテルでは、6〜8月に青函の食のフェアを開催する。ホテルチェーンをあげて青函フェアを開くのは珍しい。今回の視察・商談はグループを束ねる日本ホテル(東京)の要請に応じ、渡島総合振興局が企画した。

 森町のひこま豚、七飯町のはこだてわいん、同町の福田農園の3カ所を視察。はこだてわいんでは、営業部の濱本順一係長が「北海道100シリーズ」の3銘柄など、お薦めワインを紹介、試飲した参加者は「すごく飲みやすい」と感想を口にした。ホテルメトロポリタン丸の内の岩崎均料理長(49)は「道南は海鮮類が素晴らしく、ウニやマゾイなど期待できる食材がある」と話した。

 商談を目的とした食材展示説明会も渡島総合振興局で開かれ、道南10社が自慢の商品をPRした。

 参加者は試食しながら生産者と意見を交わし、ガゴメコンブのところてん「函館がごめの滴」(だるま商品本舗製造)が、夏のフェアに合うなどとして注目を集めた。JR東日本ホテルズの遠藤喜信取締役は「フェアを開催することで、その土地の食材を味わってもらい、新幹線を使って現地へ行ってもらうのが狙い。積極的に食や観光情報を発信したい」と話していた。

 同振興局は「開業に向け、道南食材をアピールする機会が増えてくる。現地に来て道南産品のポテンシャル(潜在能力)を知ってほしい」(商工労働観光課)としている。

提供 - 函館新聞社

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