作業船が転覆 1人死亡3人不明

update 2015/3/28 10:11


 27日午後3時15分ごろ、函館市住吉漁港の東約1・5`沖合で、熊本県上天草市の船会社「パールライン」が所有する作業船「第十八明祐」(19d)が転覆しているのを付近住民が見つけ、118番通報した。4人が乗船していたとみられ、うち1人を救助して函館市内の病院に搬送したが、間もなく死亡が確認された。午後11時現在、残りの3人の行方は分かっていない。

 函館海上保安部によると、同日午後4時10分ごろ、ヘリコプターで現場に行った機動救難士がナイフの柄で船体を叩いたところ、中から叩き返す音が聞こえたという。同4時半ごろに、立待岬から東南約2・5`の海域で乗組員とみられる男性1人が漂流しているのを同海保の巡視艇ゆきぐもが発見。救助して病院に搬送したが、死亡が確認された。

 同6時すぎに第三管区海上保安本部所属の特殊救難隊5人が駆け付けたが、現場は強風で、潮流が強いため救助活動はできず、待機となった。船で近づくのも困難な状況だという。

 同船は同日に万代埠頭付近から出港。船の部品(約141d)を積んだ台船を曳航しながら宮城県石巻港を経由して、神奈川県横浜港を目指していた。当時の現場付近の気象は、南西の風16bで、波の高さは3bだった。

 同海保は巡視船などでの捜索を続けている。

提供 - 函館新聞社

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