飛鳥U「80回目」の函館寄港 初代から通算

update 2015/3/26 10:14


 郵船クルーズの豪華客船「飛鳥U」(5万142d)が25日、函館港に寄港した。今シーズン1隻目のクルーズ船寄港で、港湾関係者らが歓迎。さまざまなオプショナルツアーが用意され、乗客らは同日夕方までの滞在中、市内近郊の観光を楽しんだ。

 同船は2006年の就航から10年目を迎え、函館寄港は通算33回目。初代「飛鳥」時代から数えて80回目の節目となった。9月にも函館寄港を予定している。

 JTBのチャータークルーズ「春の日本一周」として22日に名古屋、23日に横浜を出発。仙台を経由して函館入りし、京都、愛媛、宮崎に向かう。今回、函館から乗船可能な商品「函館市民クルーズ」が販売され、18人の申し込みがあったという。

 船内でのセレモニーで、函館地区クルーズ振興協議会長の勝木正裕函館運輸支局長は「函館の多くの観光資源、魅力を出港まで存分に楽しんで」と歓迎。函館側から節目の寄港を記念し、北島三郎さんの名曲「函館の女」のメロディーが鳴るオルゴールが贈られた。

 中村大輔船長は「初代『飛鳥』の時代から函館寄港時には船内でいか踊りを楽しみ、飛鳥名物になっている。短い寄港だが十分に楽しみたい」と応えた。

 寄港中、市民船内見学会が行われたほか、出港時には岸壁でいか踊りが披露された。

提供 - 函館新聞社

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