リングプル集め10年 診療所に歩行器寄贈 今月閉校の上ノ国・早川小児童

update 2015/3/25 10:10


 【上ノ国】本年度末で閉校する早川小学校(晴山泰文校長、児童4人)の児童会は24日、10年間にわたって集めた空き缶のリングプルと交換した四輪歩行器を、校舎近くの石崎診療所(津田脩所長)に寄贈した。

 児童会は10年ほど前から、リングプルの回収量に応じて車いすなどに交換する団体の活動に参加。車いすの600`を目標に取り組んできたが、閉校を控えた昨年9月時点では300`にとどまっていた。

 残る半年間での奉仕活動を考える中、450`で交換できる四輪歩行器を目標に変更。学校だよりで在校生と卒業生らの取り組みを紹介、「閉校まであと150`が必要です。できるだけ頑張ります」と住民に協力を求めた。

 学校がある石崎地区以外にもポスターを貼るなどし、江差からもリングプルが届いたという。同校の運動会など学校行事には付近住民が積極的に参加するなど、地域とのつながりは強く、協力を受けて2月には目標を達成できた。

 5年の土谷怜央君(11)と小林虹聖君(11)は「地域のみなさんのおかげで歩行器を用意できた。本当に良かった」とにっこり。4年の石澤大翔君(10)と小田瑠人君(10)も「多くの協力に感謝の気持ちでいっぱい。お役に立ててうれしい」と声を弾ませていた。

 津田所長は、「少年よ大志を抱け」と児童を激励し、スタッフらも「ありがとう」と笑顔を見せていた。

提供 - 函館新聞社

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