新幹線新駅の観光交流センター飲食提供 八戸の駅弁店を選定 北斗市観光協会
update 2015/3/25 10:10
【北斗】北海道新幹線新函館北斗駅(北斗市市渡)に開設する観光交流センターの休憩スペース(2階)で飲食の提供を行う事業者を公募していた北斗市観光協会(佐々木博史会長)は24日、青森県八戸市の駅弁製造販売業、吉田屋(吉田広城社長)を選定した。
プロポーザル(提案)方式で2月2日から委託業者を公募し、計4件の応募があった。提案内容を審査した結果、趣旨に合致した販売品目や実績などで優位にあった吉田屋に決めた。
同社の提案は、「弁当を食べるカフェ」をコンセプトに掲げ、北斗市や近隣産の農水産物を使った駅弁の製造、販売を行うほか、コーヒーやラテ、抹茶も提供。道南ブランド米「ふっくりんこ」で炊いたご飯にホッキ貝のサラダを挟んだライスサンドなどを販売する計画だ。
今後、センターの整備を進める市や同協会と出店に向けた協議を進め、契約を結ぶ。
同社は1892(明治25)年創業。八戸港で水揚げされた新鮮な魚介類を食材に使った駅弁製造販売をはじめ、冠婚葬祭、宴会用の仕出しにも対応。駅弁は東北新幹線八戸駅構内のキオスクや新幹線はやての車内で販売している。
同協会は「八戸駅でのノウハウを生かし、新函館北斗駅の名物となるものを作ってほしい」と期待している。
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