新吉堀トンネル貫通、道道江差木古内線

update 2015/3/24 10:35


 【木古内、上ノ国】木古内町と江差町を結ぶ道道江差木古内線(49`)に整備する新吉堀トンネル(1・5`)の貫通式が23日、木古内町大川の坑口付近で行われた。近隣の首長や工事関係者ら約100人が掘削工事の完了を祝った。

 渡島総合振興局函館建設管理部が工事発注者で、鹿島・松本・相互特定建設工事共同企業体(JV)が工事を請け負った。

 江差木古内線は緊急輸送道路に指定され、来年3月の北海道新幹線開業を控え、木古内駅から桧山方面へのアクセス路や昨年廃線となったJR江差線木古内—江差間の代替バス路線として重要性が高まっている。

 しかし、山間部は急カーブや急こう配が多く、木古内町と上ノ国町境界の峠部にある現行の吉堀トンネル(150b)は1961年完成で、老朽化が著しいほか、大型車両の交差が困難となっていた。そこで、現トンネルを含め、通行難な区間を回避した新トンネルの工事を2013年10月から進めていた。幅員は現トンネルよりも2b広い7b。トンネルを含めた施工区間は1・93`で、総事業費約67億円。

 貫通式では、上ノ国町の工藤昇町長、木古内町の大森伊佐緒町長が握手して祝う儀式や鏡開きなどが行われ、工藤町長が「新トンネルの完成によって移動時間の短縮や安全性が増す。新幹線開業に向け、桧山観光の選択肢も増す」と祝辞。発注者の小林敏克副局長が「今後の工事の無事故を願い、新トンネルと合わせた道路改良工事も鋭意進める」とあいさつした。

 今後はコンクリートを打ち込む工事や付帯設備の設置工事のほか、抗口と道路を接続する橋梁の設置工事などを進め、16年秋の開通を目指す。

提供 - 函館新聞社

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