ふっくりんこ、玄米茶に変身…商品化目指し品評会

update 2015/3/14 10:22


 【北斗】道南ブランド米「ふっくりんこ」の玄米を使ったオリジナル玄米茶の開発が、JA新はこだてや北斗市内の食品卸売業者「ライス・ハートフーズ」(吉川幹夫社長)などが中心となって進められている。13日は、北斗市役所で試作品の品評会が初めて行われ、市職員ら約60人が試飲した。今後、さらに改良を進め、5月に行われる市の桜イベント「桜回廊」に合わせて商品化を目指す。

 2016年3月の北海道新幹線開業に向けて、地元の素材を使った特産品を開発したいと、市観光課や市観光協会、同JA、同社などが協議し、ふっくりんこの玄米茶開発に挑戦。同社のネットワークを通じて全国一の茶産地、静岡から玄米茶に適した茶葉を仕入れ、ふっくりんこの食味を生かした試作を重ねてきた。

 品評会では、茶葉と玄米のブレンド比が異なる5種類を用意。市販品も合わせて6種類で味比べをした。参加した職員はそれぞれを飲み比べ、苦みや渋み、甘み、香りなどの評価をシートに書き込んでいた。

 それぞれ「飲みやすい」「苦味がほしい」など率直に意見を出し合い、池田貴史さん(39)は「どれもおいしかった。地元のお茶なので販売されたら買って応援したい」と話した。

 市内東前の農産物直売所「あぐりへい屋」でも4月中をめどに試飲コーナーを設け、さらにニーズ調査をして北斗の味≠絞り込んでいく。

 吉川社長は「ふっくりんこの味を出すことにこだわって開発している。北海道新幹線開業に向け、ふっくりんこを発信したい」、JA新はこだての田山光幸営農センター長は「子どもから高齢者まで親しまれるお茶にしたい」と意気込みを話した。

提供 - 函館新聞社

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