「ワイングラスでおいしい日本酒」で「函館奉行」金賞

update 2015/3/10 10:14


 函館産の酒造好適米を使い、昨年から販売している地酒「函館奉行」が、酒造関係者によるコンテスト「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2015」(実行委主催)で、初めて金賞を受賞した。地元関係者は「今後の生産拡大の励みになる」と喜んでいる。

 同コンテストは、海外で一般的なワイングラスで酒を飲むスタイルにちなみ、日本酒の需要を掘り起こそうと2011年から開始。今回は過去最高の234蔵元から、564点の応募があった。

 「函館奉行」は、醸造元の小西酒造(兵庫県伊丹市)が1・8g瓶を初出品。同実行委によると、審査は銘柄を伏せ、ワイングラスに注いだ状態で酒の色や透明度、香り、味などを7段階で評価。同コンテストのメーン部門で、最高金賞に次ぐ金賞に輝いた。

 地酒づくりは市内亀尾地区の休耕田を使って酒造好適米「吟風」を生産しており、昨年は4・8dを収穫。小西酒造の独自酵母と、函館高専の研究グループが開発した菜の花酵母を使った2種類を開発しており、今年も1月20日から販売している。

 生産を企画した道食品開発流通地興の谷沢広代表理事は「生産2年目で賞をいただき感謝、感激している」と話した。今年は北海道新幹線開業を見据え、水田を倍にして作付けを計画しており「市民や観光客に飲んでいただける環境が1歩前に進んだ。今後は海外コンテストへの出品も検討する」としている。

提供 - 函館新聞社

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