早川小学校で閉校式

update 2015/3/10 10:14


【上ノ国】本年度末で閉校する早川小学校(晴山泰文、児童4人)で8日、閉校式が行われた。住民や遠方の同窓生ら約200人が出席し、131年間まちを見守った母校に感謝を伝えた。

 同小は1883(明治16)年に民間住宅を仮校舎に早川尋常小として開校。児童数は59年の273人をピークに、年々減少。中外鉱山の閉山など地域産業の衰退で少子化が進んだが、卒業生は昨年度までに2146人を輩出し、各地で活躍している。

 式典では工藤昇町長が「早川小の伝統と精神は受け継がれ、石崎地域の住民と生活がこれからの歴史をつくる。子どもたちの洋々たる未来を願いたい」と式辞。加賀俊昭教育委員長は「古里教育の実践は脳裏に強烈に刻まれ、歴史として未来永劫語り継がれていくものと確信している」と述べた。

 晴山校長は「小規模の学校でしかできない経験を保護者と地域のみなさまと共有できたことは子どもたちと教職員の一生の思い出と財産になった」と感謝した。

 5年の土谷怜央君と小林虹聖君、4年の石澤大翔君と小田瑠人君がステージでお別れの言葉を述べた。

 思い出を語る会も開かれ、料理を味わいながら思い出話に花を咲かせた。早川小は新年度に滝沢小と統合する。

提供 - 函館新聞社

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