市電五稜郭公園前電停 改築工事5月着工 資材や労務単価上昇 予算1000万円追加

update 2015/3/5 10:09


 函館市は市電五稜郭公園前電停の改築工事に5月にも着手する。本年度中の整備を予定していたが、函館駅前電停の完成が昨年11月にずれ込んだことなどが影響した。第1回定例市議会に提出した本年度の一般会計補正予算案には、資材や労務単価の上昇分として1000万円を追加計上。予算成立後、3月中に入札を公告する。

 市中心市街地活性化基本計画の事業で、駅前電停と同一デザインにリニューアルする。延長は30bで白を基調とした鉄製の防護壁を整備する。ホームはバリアフリー対応で、幅を1・7b(防護壁を含む)に広げる。

 このため、既存のホーム幅が1bの駅前方面行き側は、現在地では車道幅が十分に確保できなくなるなど拡張が難しいため、既存位置より約50b移動し、本町市場前付近に設置。既存幅が1・3bの湯の川方面行き側は現在地に整備する。

 入札が順調に進めば、5月にも工事を開始し、秋ごろの完成を目指す。工事期間中は湯の川方面行き側のみ、本町市場前に仮設電停を設置する。

 今回の追加補正で、当初予算と合わせた五稜郭電停の整備事業費総額は1億500万円となり、駅前電停の予算額8350万円より2000万円以上も膨らんだ。市は当初、両電停の整備費はほぼ同額を見込んでいたが、建設関連費の上昇や消費税増税が影響した。

 中活では両電停間の各電停も統一したデザインに整備する方針だが、市経済部中心市街地再生担当は「建設関連費が高騰しており、残る電停の整備の在り方を検討している」としている。

提供 - 函館新聞社


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