函病 5億1900万円赤字 5年ぶり入院収益減少など影響
update 2015/3/5 10:08
函館市病院局は市立函館病院の2014年度決算について、5億1900万円の赤字になる見通しを示した。赤字決算は5年ぶりで、国が定める診療郡分類別包括評価(DPC)の係数が下がり診療報酬が減少したことや、道南ドクターヘリ導入による病院の改築の際、入院制限などを行ったため、入院収益が当初予算比で3億8000万円減少したのが大きく影響した。
DPCは、難易度の高い手術の実績や患者の入院日数に応じて診療報酬を算定する評価方法。同病院は12年度にDPC2郡病院に指定され、通常の急性期病院よりも高い診療報酬が算定されていたが、14年度に3郡に下がったことで、入院収益は当初予算比で1億8000万円の減少となった。
入院収益はこのほか、精神科の医師1人が3月末に退職するため、4月から入院病棟を休止することで5000万円減。ドクターヘリ就航に合わせた西棟4階の救命救急病棟の改築工事中、工事の騒音を回避するため、同棟5階の入院病棟(48床)を入院制限したことで1億5000万円減少した。
これらに伴い、恵山、南茅部の両市立病院を含む市の病院事業会計の14年度決算は、6億1480万円の赤字の見通しで、累積赤字も5億3410万円に上るとしている。
同病院局は財源不足の対応として、薬品の調達方法を見直し経費削減に取り組むほか、「今後、DCPの評価基準が変わることで2郡に戻る可能性がある」と説明し、「提供する医療が適切に評価されるような体制作りを進め、収益の確保に努めたい」と話している。
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