今冬の道南高温だった 雪も少なく

update 2015/3/3 10:18


 函館地方気象台は2日、今冬(12|2月)と2月の気象状況をまとめた。今冬の平均気温は函館で氷点下0・7度(平年氷点下1・6度)など、各地で高く経過し、降雪量(雪の降った量)は函館で263a(同293a)など、ほとんどの地点で少なかった。2月の平均気温は函館で観測史上6番目に高い0・1度(同氷点下2・1度)などかなり高くなる地点が多かった。

 同気象台によると、今冬は冬型の気圧配置が長続きせず、寒気の南下が弱かった。この要因について、ジェット気流(偏西風)が南北に蛇(だ)行し、カムチャッカ半島付近で停滞する高気圧が形成されたことが挙げられる。また、北海道付近で低気圧が発達、停滞し、南から暖かく湿った空気が入りやすく高温となった。

 道南の月平均気温は、12月は平年より下回ったが、1月は高く、2月はかなり高かった。一日の平均気温が平年を下回ったのは計32日間で、12月は21、1月は9、2月は2日間のみだった。一日の最低気温が氷点下10度を下回ったことはなかった。2月の真冬日は計2日(平年8・9日)だった。

 冬の日照時間は平年並みの地点が多く、函館は322・0時間(平年比102%)、降水量は平年並みか少なくなり、函館は201・0_(同91%)だった。

 2月の日照時間は多かった地点が多く、函館は129・4時間(同108%)。降水量は松前が37・5_でかなり少なく、ほかは平年並みか桧山で多くなり、函館は52・5_(平年59・3_)_で平年並みだった。

提供 - 函館新聞社

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