函工高電子機械科3年 全員ジュニアマイスターゴールド認定

update 2015/2/27 10:28


 函館工業高校電子機械科を今春卒業する3年生40人全員が、在学中に資格や検定などに数多く合格した生徒に贈られる「ジュニアマイスターゴールド」に認定された。同校によると、クラス全員の認定は道内初の快挙。生徒たちは切磋琢磨(せっさたくま)した仲間に感謝し、笑顔と思い出の詰まった学びやを巣立つ。

 ジュニアマイスター顕彰制度は、全国工業高等学校長協会が主催。資格や検定、コンテストの入賞実績を点数化し、合計点数30点以上でシルバー、45点以上でゴールドが与えられる。

 ゴールドかつ上位8つの資格の合計点数が60点以上で認定される特別表彰にも同科の20人が輝き、同一クラスでの同表彰は同校で過去最多となった。

 3年間ホームルーム委員長を務めた西村絢佳さん(18)は「みんなで一緒に頑張ったからこそ得られた結果。うれしい」と顔をほころばせる。クラスの方針は「資格取得のために部活を一秒たりともおろそかにするな」で、生徒のほとんどが部活に所属し、中には全国大会に出場した生徒もいたが、部活終了後に講習を受け、資格取得を一つ一つ積み重ねてきた。勉強だけでなく、学校行事にも全力投球。体育文化大会、学校祭、陸上競技大会で3冠を獲得した。

 卒業後は、ほとんどの生徒が道外で新生活を始める。弘前大に進学する鈴木翔馬君(18)は「培った絆が途切れることはない。卒業後も辛いときは支え合いたい」と話し、愛知県の自動車メーカーに就職する中坂倖大(こうた)君(同)は「青春を謳歌(おうか)できた。函館に帰省したときにはみんなで集まりたい」と再会を誓った。道内企業に就職する西村さんは「楽しい思い出と笑顔をありがとう」と仲間と恩師に感謝した。

 担任の久保田哲也教諭(28)は「生徒の頑張りが実を結んだ。これを糧に、新天地でさらなる飛躍を」とエールを送った。

提供 - 函館新聞社

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