市営競輪 ミッドナイト開催可能に 他場借りて実施

update 2015/2/27 10:27


函館市競輪事業部は、国内の他の競輪場を借り上げて行う「ミッドナイト競輪」を、新年度から開催可能とする方針だ。函館競輪場では冬季に開催できないため、他の競輪場を借りて開くことで売り上げ増加や累積赤字解消につなげる狙い。26日開会した市議会に関係条例の改正案を提案しており、可決されれば新年度下半期から開催可能となる。

 26日に開かれた市競輪運営協議会(今井敏博会長)で、同部が報告した。

 ミッドナイト競輪は午後9時以降、観客を入れず、電話やインターネット投票のみで開催する形式。他の競輪や公営競技と競合する可能性が低いという利点があり、全国では岡山県玉野市、山口県防府市、佐賀県武雄市、長崎県佐世保市が小倉競輪場(福岡県北九州市)を借りて行い、収支改善を図っている。

 市営競輪は本年度の売り上げが前年度比7・5%増と改善傾向にある一方、前年度までで5億7600万円の累積赤字を抱えている。市議会総務常任委員会は昨年12月、全国の他競輪場との連携やミッドナイト競輪実施を提言していた。

 開会中の定例市議会には、必要に応じて他場での開催を可能とする内容の条例改正を提案。新年度は4〜9月の日程がすでに決まっており、可決されれば早くても11月以降の開催となる。同部によると、小倉や青森など全国4競輪場で開催が可能だが「借りたい競輪場が空いていなければ行えない。日程調整が必要になる」としている。

 また、三上部長は協議会で「本年度も前年度並み(4700万円程度)の単年度黒字が出る見通し」と説明。新年度は4月16日から11月3日まで計55日間開催、205億円の売り上げを見込んでおり、8月21〜23日にサマーナイトフェスティバル(GU)を5年ぶりに開くほか、函館記念(GV)を10月31〜11月3日に開催する。このほか、16年度には北海道新幹線開業記念として、高松宮記念杯(GT)か共同通信社杯(GU)の開催を要望していることを明らかにした。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです