全国初の新型ヘリ配備…海保函館航空基地

update 2015/2/26 10:15


 第一管区海上保安本部函館航空基地に25日、新型ヘリコプター「シコルスキー式S−76D型機」1機が仙台空港から到着した。海保で同型の配備は全国初で、同日に運用を開始した。

 同基地の野口昌幸基地長は「新しい機体の性能を最大限に発揮し、北海道の海をより一層安心で安全な海にしていきたい」と決意を新たにした。3月20日にもう1機が到着する。

 同基地によると、新型ヘリは現在配備されているS−76C型の発展型。全長16b、全高4・4b、重さ3604`、最大時速約287`は同じだが、最新の航法計器を搭載しているほか、エンジンの出力が向上し、空中で留まるホバリング性能が上がるという。ヘリの名称「くまたか」はそのまま受け継がれる。

 3年間にわたって同基地に配備された同C型機は、吊り上げ救助で8件、救急搬送は12件に出動した。同C型は釧路海保と同管区釧路航空基地にそれぞれ1機ずつ配属替えとなる。

提供 - 函館新聞社

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