函館に開発拠点開設 クロス・コミュニケーション

update 2015/2/25 10:28


 スマートフォン向けアプリ開発などを手掛けるIT企業「クロス・コミュニケーション」(本社・東京、富永晴次社長)は、新たな開発拠点となる「函館テクニカルセンター」を函館市末広町のエスイーシー(SEC)本社ビル内に開設した。業績拡大に伴う開発体制の強化が目的で、今後、市内での独立拠点開設やデータ分析業務の移管などを想定している。

 東証マザーズ上場の「クロス・マーケティンググループ」の連結子会社。金融、航空会社など、多くの大手企業を取引先に持ち、ウェブサイトやアプリ開発をはじめ、自社アンケートモニターに167万人の登録があり、さまざまなデータの調査・分析事業などを展開している。

 同社によると、業績が拡大する一方で、首都圏ではIT関連人材の確保が困難となっている背景があり、地方への生産拠点移行を検討。昨年4月からSECとの間で協業体制の構築を進めてきたほか、空路や新幹線の開業といった交通利便性、公立はこだて未来大学など高等教育機関の集積などを理由に函館への進出を決めた。

 既に社員ら約30人の規模で、一部の開発業務、端末検証業務などを函館で始めている。今後、コールセンター事業や各種データ関連の事業などを函館で進める方針。専門的な人材確保・育成に加え、一部事業は幅広い年代層の雇用も想定している。富永社長は「大学や地域の企業ともより良い関係をつくりたい。産学官の連携を進め、新たなビジネスを展開していく」と話している。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです