大門横丁メニュー多言語化、実証実験へ

update 2015/2/22 10:17


 函館市は増加する外国人観光客らに対応するため、飲食店メニューの多言語化対応の実証実験を大門横丁全26店で実施する。英語、中国語(繁体・簡体字)、韓国語、ロシア語で、料理の写真と簡単な紹介文、飲食店のルールを記載したシートを配布。外国人客の応対に役立ててもらう。

 外国人客の利便性向上に向けた取り組み。各店にはおすすめ料理5品を選んでもらい、市内の翻訳者が各言語に翻訳した。「先に飲み物を頼む」「お通しには料金が発生する場合がある」など、日本の居酒屋のスタイルも各言語で用意した。

 大門横丁内のジンギスカン店「ラムジン」の新本昌史さんは「円安もあって、台湾や中国、タイやマレーシアなど東南アジア地域からも来店が増えている」と話す。スマートフォンアプリの翻訳機能を使うこともあるが精度は今ひとつという。新本さんは「メニューも助かるが、天気の話題などちょっとした一声で相手の警戒心を解くこともできる。コミュニケーション力を身につけたい」と話していた。

 実験期間は3月20日までで、各店舗にアンケートを行い、メニューの利用状況や課題などを洗い出す。市企画部国際・地域交流課は「観光客だけではなく、在住外国人客の利便性も高まる。環境整備に向けた課題を洗い出し、全市的な動きに広めていきたい」としている。

提供 - 函館新聞社

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