外国人客増加 観光施設は千客万来

update 2015/2/21 10:25


 函館市内主要観光施設で、今冬の利用客数が好調に推移している。台湾や中国などからの外国人観光客が大幅に増加したことが要因。函館山ロープウェイは1月として過去最多を記録したほか、五稜郭タワーも前年を上回る状況が続いている。2月も18日から中華圏の旧正月「春節」の休暇が始まっており、多くの外国人でにぎわっている。関係者はホクホク顔だ。

 函館山ロープウェイの1月の利用客数は前年比33・8%増の11万2314人で、1月としては過去最多となった。定期便が運航されている台湾はもちろん、目立って増加したのが中国からの旅行者。同社によると、1月の中国の団体客は、昨年の2106人に対し、今年は約5倍に増えて1万402人となった。

 同社営業企画室は「中国からは東京から直接入ったり、東京から札幌を経由したり、旭川からだったりと、さまざまなルートで函館に入っている。個人客も多く見受けられる」とする。

 2月は悪天候で夜間運行ができない日も3日間あったが、19日時点で前年比3・6%増の7万7158人で、好調を持続する。「中国杭州からのチャーター便が運航されているので、2月も利用客は伸びるだろう」(同社)と期待する。

 一方、五稜郭タワーは、1月が前年比6・9%増の2万4042人。「天津からのチャーター便運航で中国人観光客が増加した。九州からの格安ツアーなどが入っており、国内客も動いている」と手応えをつかんでいる。

 春節期間の予約も順調に入っており、2月も前年を上回りそう。「札幌雪まつり、地元の冬花火、春節といい流れできている。中国杭州からチャーター便が来ていることも大きい」とする。

 朝市協同組合連合会の井上敏廣理事長は「外国人観光客のおかげで飲食関係は売り上げが上向き。丼や刺身、焼き魚などたくさん注文し、1人4000円分くらい食べていく客もいる」と驚き交じりで話している。

提供 - 函館新聞社

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