不漁ホッケ、タラ高騰 市場関係者「ありえない価格」

update 2015/2/13 10:27


 旬を迎えたホッケやタラなどの価格が高騰している。漁獲量の減少が要因で、函館市内の市場関係者は「真ホッケが全然入ってこない」と口をそろえる。ホッケは市民にとってもなじみの魚だけに、消費者にも打撃を与えている。

 市農林水産部企画調整課によると、ホッケの1月の市場取引価格は、昨年が1`474円だったのに対し、ことしは5割以上高い741円まで上昇。市場取引量は前年同月比で57%減少しており、同課では「海水温の上昇などで不漁が続いており、取れたとしても小ぶりなものが多い」としている。冬場が旬のタラも同様で、1月の市場価格は前年同期の1・5倍をつけている。

 はこだて自由市場(新川町1)で鮮魚を扱う高松商店では、通常約400円で提供する50aほどのホッケを6割高い650円で販売。店主の高松栄子さんは「今時期のホッケとしては、ありえない価格」と嘆く。近海産の真ホッケは入荷量が少ない状態が続き、店頭に多数並ぶのは外国産のシマホッケ。「輸入ものも円安の影響で高値が続いている」と苦悩をにじませる。

 同市場へ買い物に訪れていた市内の主婦高橋カツエさん(68)は「旬の魚を食べたいけれど、すぐ手が出せるような値段ではなくなっている」とため息交じりに話していた。 

提供 - 函館新聞社

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