冬の夜空 花火彩る、15日まで開催

update 2015/2/12 10:14


 冬の夜空を彩る「函館海上冬花火」(実行委主催、函館新聞社など後援)が11日、函館港豊川ふ頭で始まった。冬の観光目玉イベントにしようと、開催日数を昨年の2日間からことしは5日間に拡大。約2000発の大輪の花が澄み切った夜空を照らし、訪れた市民や観光客を魅了した。

 「はこだてクリスマスファンタジー」終了後の冬場の観光を盛り上げようと、昨年から実施。前年は単独で主催した函館国際観光ホテル(柴田大介社長)が、周辺のホテルや観光団体などに呼び掛け、実行委を組織した。

 観覧場所として開放された旧シーポートプラザ周辺には大勢の客が詰め掛け、花火が打ち上がるたびに歓声を上げていた。七飯町から夫婦で来た竹内竜一さん(49)は「フィナーレは見ごたえがあった」と笑顔。東京から母と旅行で訪れた井上綾香さん(34)は「花火があることを知らず、偶然見ることができた。また函館に来たくなりますね」と興奮した様子だった。

 実行委は、花火のフォトコンテストを開催しており、作品を募集している。応募は「函館海上冬花火」のフェイスブック(https://facebook.com/hakodatekaijoufuyuhanabi)に写真をアップするか、データを添付してメールで送信する。優秀者には羽田−函館間の往復航空券や市内ホテルの宿泊券を進呈し、入賞作品は函館国際ホテル内のギャラリーで展示する。

 冬花火は15日まで。連日午後7時40分から約20分間同所で開かれる。開催の有無は当日「函館海上冬花火」のフェイスブックで告知する。また、函館市青函連絡船記念館摩周丸は期間中午後8時まで特別営業を実施。船内から花火を鑑賞することができる。

提供 - 函館新聞社

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