函中部高2年・松谷さんが高文連将棋新人大会準V

update 2015/2/11 10:21


 「実感がわかないけど、とてもうれしい」−。函館中部高将棋部の松谷香奈さん(17)=2年=は、1月29日〜31日に新潟県で開かれた「第23回全国高文連将棋新人大会」の女子個人の部で準優勝に輝いた。同大会での好成績は、同校で初。快挙を成し遂げた松谷さんは「今回は運が良かったんです」と照れた笑顔で喜んだ。

 小学4年生ごろ、将棋が好きな父親の影響で自身も始めた。高校入試を前に一時中断したが、同部に入部して再開。昨年の全国大会ではベスト16に入った。「次も良い成績を残せるように」。北海道予選で道代表になり、さらなる練習に励んだ。本大会前の数週間、部活動以外でも週2回ほど市内の将棋会館2軒を訪ねて研さんを積んだ。

 女子個人の部には、各都道府県の代表144人が出場。ランダムで選ばれた5人と対戦する予選で全勝してシード権を獲得、4勝1敗か5勝を上げた27人が集う決勝トーナメントに駒を進めた。

 強者ぞろいの中、劣勢になっても諦めずに粘り、「二歩」による反則勝ちで逆転を収めた対局も。運も味方に付けて決勝戦へ臨んだ。

 松谷さんは、得意の戦法“ゴキゲン中飛車”で果敢に攻めたものの、相手の対応力が上回り、惜しくも敗退。対局後はプロ棋士の勝又清和六段に弱点などを教えてもらうなど、学ぶものは多かったという。

 「どの対局も冷静でいられ、悔いの残らない大会となった。勝てると思っていなかったので、結果を残すことができてうれしい」と振り返る。今後は、「夏の大会の団体戦で、全国出場できるように頑張ります」と意気込みを見せている。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです