岐阜と愛知の大学生、厚沢部の特養利用者と交流

update 2015/2/10 10:35


 【厚沢部】岐阜県と愛知県で福祉分野を学ぶ大学生が9日、町内の特別養護老人ホーム「あっさぶ荘」を訪れ、化粧のメーキャップを通じて利用者と交流を深めた。

 町の事業の一環で、中部学院大短大と愛知淑徳大の学生8人と大学関係者が来町。インターネットなどで厚沢部の情報を発信する「魅力発掘女子隊!『あっさ部』」が町内の福祉現場に着目し、初めて企画した。

 あっさぶ荘では、同行した名古屋の美容師、神谷専一さんと汲田高子さんの指導で、学生たちが利用者にアイシャドーなどをメーク。ファッションショーと銘打ち、82歳から102歳の利用者13人がモデルになった。当初こわばった表情だった利用者だが、手鏡で化粧姿を確認する度に目を細め「10歳、20歳も若返った気分。気持ちがドキドキするね」と声を弾ませていた。

 沢口キヌエさん(90)と山本キリさん(102)は「学生の皆さんが優しくて大好き、また来てほしい。本当に幸せ」と満足の様子だった。中部学院大短大2年の滝口藍さん(20)は「『久しぶりの化粧だよ』と喜んでもらえたのがうれしい」。愛知淑徳大3年の林由衣さん(20)も「初めは緊張したけれど自然と会話が弾み、うれしさと新鮮な気持ちになった」ときっぱり。

 引率した中部学院大短大の野村敬子准教授は「みんなが幸せを感じるすてきな時間だったと思う」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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