冬食べて遊んで冬の催し満喫
update 2015/2/8 10:14
【七飯、江差】道南の2町で冬を代表する祭りが7日、幕を開けた。ともに2日間にわたり開催する七飯町の「第49回大沼函館雪と氷の祭典」(実行委主催)、江差町の「第15回 冬 江差 美味百彩(びみひゃくさい)なべまつり」(江差観光コンベンション協会主催)の初日は、好天に恵まれて大勢の家族連れなどでにぎわい、冬の寒さにも負けない熱気が会場を包み込んだ。
○…大沼公園広場で始まった雪と氷の祭典は、イベント開始前から大勢の地元住民や観光客であふれ、冬ならではの遊具や雪像などで楽しんだ。
会場でひときわ目を引いたのは、長さ約25b、高さ5bほどのジャンボ滑り台。子どもたちに大人気の巨大な遊具は常に行列ができ、歓声をあげながら滑り下りた。地元の小・中学生が製作した雪像などが会場に華を添え、来場者の足を止めていた。
家族3人で訪れた大中山小学校2年の北辻耕太郎君(8)は「会場に来てすぐ楽しみにしていたジャンボ滑り台を滑った。もう5回くらい滑ってるけど、何回滑っても楽しい」と笑顔を浮かべていた。
8日は特設ステージで午前11時半から道南在住の5人組ロックバンド「DIVAID(ディバイド)」のライブが、午後0時半からはミニ雪像コンクールの表彰式が行われる。問い合わせは七飯大沼国際観光コンベンション協会(電話0138・67・3020)へ。
○…江差なべまつり会場の旧江差町生涯学習センター(本町271)には、町内外の23店舗が計約30種類の鍋料理などを用意。丼は1杯250円でホルモン鍋やゴッコ汁、青森県のマグロもつ煮鍋も好評で、大勢の来場者が冷えた体を温めた。
鍋料理のほか、寒ノリラーメンやコロッケ、空揚げ、チョコバナナなど多彩なメニューが並んだ。このほか、新幹線PRコーナーや交通安全母の会のコーヒーサービス、共通販売券の抽選会も行われた。
母親と一緒に来場した、松前町の佐藤雷矢君(8)、麗桜ちゃん(6)のきょうだいは「メカブの入ったそばがつるつるしておいしい。体が温まった」と満足した様子だった。
最終日の8日は午前11時〜午後2時。午前11時半から郷土芸能の江差沖揚げ音頭、午後0時35分からは五勝手鹿子舞を予定している。
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