春節控え中華圏の集客期待、道南でも準備着々

update 2015/2/6 10:21


 中華圏の旧正月「春節」(19日)を控え、道南でも台湾を中心に多くの外国人観光客の来訪が期待されている。JR函館支社は春節需要を見込み、5日に函館と大沼公園駅を結ぶ「臨時特急大沼号」の運行を開始。「第49回大沼函館雪と氷の祭典」(7、8日、大沼公園)、「函館海上冬花火」(11〜15日、函館港)など冬季イベントも予定され、受け入れの準備が着々と進んでいる。

 JRの臨時特急は3両編成で、28日まで毎日1往復する。同乗する中国語ガイドが周辺の見どころを紹介するほか、乗車証明書を発行する。昨年まではこの時期の臨時列車は「快速」での運行だったが、海外客に喜ばれるという「特急」に変更した。初日は上下線合わせて130人程度の利用だったが、同社は「春節前後には多くの利用が見込まれる」としている。

 雪と氷の祭典を控える大沼周辺では、連日、JRやツアーバスでインバウンド客が訪れている。大沼合同遊船が大沼湖上で実施しているウインターアクティビティーが人気で、台湾を中心に、中国本土や韓国からの客も増加傾向。同社は「連日、800〜1000人は大沼を訪れている。スノーモービルや島巡りそりツアー、ワカサギ釣りが人気。さっぽろ雪まつりも始まり、今年も多くの来訪が期待ができる」とする。

 函館市内では「函館海上冬花火」が11日から5日間連続で予定され、毎晩2000発の花火が冬の澄み切った夜空を彩る。駅前や西部地区などのイルミネーションと合わせて、冬の一大イベントとしたい考え。

 また、函館空港ビルデングは16日から、国際線ターミナルビルの天井から縁起ものの赤いちょうちんをぶら下げて歓迎ムードを盛り上げる予定だ。台湾・台北線のほかにも中国・天津線のチャーター便が運航されており、空港利用者は増加が見込まれている。同社は「例年通り中華圏の観光客に喜んでもらえれば」としている。

提供 - 函館新聞社

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