新規住宅着工19%減…昨年の函館市

update 2015/2/5 10:08


 国土交通省がこのほど発表した2014年の新規住宅着工戸数によると、函館市は前年比19・5%減の1425戸と、3年ぶりに減少した。道南圏の主要3市町(函館、北斗、七飯)でも同19・4%減の1776戸と減っており、昨年4月の消費税率引き上げの影響で市場が大きく低迷、持ち家も大きく落ち込んだ。

 同省のまとめによると、函館市は個人などの持ち家が前年比27・4%減の649戸。アパート・マンションなど貸家は同7・9%減の710戸。持ち家に比べて落ち込み幅が小さいことから、相続税対策としての着工もあったとの指摘も出ている。

 月別では7月が257戸と最も多く、12月が154戸、9月が124戸と続くが、80〜90戸台にとどまる月も多かった。

 市内の新規住宅着工は、11年1396戸、12年1551戸、13年1770戸と増加が続いていた。13年は9月末までに契約を結べば、入居が昨年4月以降でも税率5%が適用されたほか、10月以降に契約を結んだ場合でも昨年3月末までに引き渡しを受ければ5%が適用された。日銀函館支店は「13年のうちに駆け込み需要が生まれ、昨年はその反動で減少した」とみている。

 北斗市の新規住宅着工は同12・4%減の225戸、七飯町も同28・8%減の126戸。2市1町の持ち家は同27・5%減の733戸にとどまった。

 同省によると、昨年1年間の全国での新規住宅着工は7万6416戸で、前年比9%の減少。道内全体では同8・5%減の3万2373戸だった。

 同省は本年度補正予算案で、住宅エコポイントの復活版といえる省エネ住宅ポイント制度の実施を盛り込んだ。省エネ性能の高い住宅の新築やリフォームに最大45万円分のポイントを与え、地域の特産品やプリペイドカード、商品券と交換できるようにする。16年3月末までに着工することが条件で、効果が注目される。

提供 - 函館新聞社

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