弘前市の「白神酒造」全焼…函館でもツアーなどで人気

update 2015/2/5 10:07


 1月30日早朝、青森県弘前市の「白神酒造」(西澤誠社長)から出火し、酒蔵や事務所など約2000平方bを全焼した。昨年9月には函館から同社の酒蔵を訪れるツアーが行われたほか、市内ホテルがタイアップ商品を開発するなど函館でも人気が出始めていただけに、関係者からは落胆と復興を願う声が相次いだ。

 日本酒学の資格を持ち、「弘前酒蔵ツアー」を企画した函館市本町のすし店「鮨処ひろ季」のおかみ、緋田和美さんは「関係者から一報を聞いた時はショックのあまり言葉が出なかった」と話す。知らせを聞いたツアーの参加者からも、心配する声が多数寄せられたという。緋田さんは「酵母が残っているならば味を再現できるはずなので、同業者などと力を合わせて再建してほしい」と願った。

 函館市大手町のホテルリゾート「HAKODATE男爵倶楽部」は、同年9月に白神酒造とコラボ商品を開発した。斉藤将嗣支配人は「ニュース映像を見てがくぜんとした」と驚きを隠せない様子。現在は50本ほど在庫があり「今は混乱していると思うので、落ち着くのを待って対応策を考えたい」としている。

 白神酒造は明治時代に「西澤酒造店」として創業。1988年に現在の社名に変更し、主力商品の「白神」などを販売している。

提供 - 函館新聞社

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